
石灰岩に「ムンク」の顔が目印。
6月8日(日) 晴れ
滋賀県某所「ムンクエリア」に来たよ。
先週の1日(日)に引き続き2週連続。
あー、気がおもいなあ。
だって、先週残置したカラビナを回収しなくちゃならないから。
オールドクライマーさんとお仲間のクライマーさんたちが
開拓してくれた新しいエリア。
いつも思うけど
オールドクライマーさんはネーミングがうまいね。
わあ、ほんとにムンクの顔に見えるよ。
先週、つれあいは「ムンクの叫び」5.11a にトライ。
わたしは「モナリザの微笑み」5.10d を登ることに。
凹角状のところを登るルートだな。
ボルト間隔もちかいしいけるかも。
ようし、やってみよう。
必要なからびな6本と予備を数本もって出発。
下部はいい感じ。
するする登れるよ。
6本目のボルトをかけて
いよいよつぎは終了点だな。
あれっ、と、とおい。
4m ぐらいあるんじゃないの。
ひょっとして最後が核心?
こんな高いところでどんなムーヴをおこせばいいの。
テンションをかけながら
試行錯誤すること約1時間。
とうとう下で確保してくれているつれあいにも疲れが。
下からつれあいの声。
「あきらめなよ。からびなを残置して降りておいでよ。」
「いやだー。残置はいやだよー。」
わたしはムンクのように叫んだよ。
しかし、いつまでも大人げない態度をとっていてはいかん。
断念してつれあいの言う通りに。
翌日そのことをオールドさんに連絡。
「あのルートは最後が核心で
ボルダー5級ぐらいのムーヴがあるんですよ。」
とさっくりした返事。
そして今日。
この1週間は残置からびなのことで頭がいっぱい。
今日のために昨日はレストしてきたからね。
下部でできるだけ力をつかわないようにして
最後の核心部へ。
テンションはかけたけどなんとか無事完登。
終了点のちょっと下にコウモリが住めるような大きな穴があったよ。
下から登ってくると見えないけど。
あー、こわかった。

かえってきた青いからびな
[1回]
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